セントラルリーグとパシフィックリーグ 延長イニング

延長イニング

プロ野球の試合においては、9回裏の時点でも同点の場合は延長イニングで引き続き試合を行います。セントラルリーグとパシフィックリーグでは、この延長イニングにおいては、セントラルリーグ、パシフィックリーグどちらとも、そして、クライマックスシリーズにおいても、12回表・裏まで試合を行い、それでも決着がつかない場合には、引き分けという結果になります。プロ野球以外では、夏の高校野球である甲子園では15回まで、決着がつかなければ再試合になるなど、それぞれ決まりが違っています。なお、プロ野球では日本シリーズのみ、15回まで延長を行う決まりになっています。

日本シリーズ7戦で引き分けとなり、それでも決着がつかなかったという場合は、その次の第8戦からは回数の制限はなく、試合を行うことになっています。アメリカのプロ野球であるMBLでは、原則的に回数の制限がなく、決着がつくまで試合を行うため、試合終了が真夜中になる、ということもあります。

セントラルリーグとパシフィックリーグ 引き分け

引き分け

プロ野球のセントラルリーグとパシフィックリーグでは、多くの部分で共通のルールが採用されており、引き分けとなる条件についても両リーグで一緒です。現在は、公式戦やクライマックスシリーズでは延長12回までに決着がつかない場合や、コールドゲームが成立した時点で同点だった場合に引き分けとなります。

日本シリーズは第7戦までは延長15回まで決着がつかなければ引き分けとなりますが、第8戦以降はイニング数の制限はなく、原則として決着がつくまで試合が行われます。かつては、セントラルリーグでは引分けとなった場合に再試合を行っていた時期がありますが、試合数が増えてタイトな日程になった現在は再試合は一切行われません。

引分けとなった場合は、公式戦の順位に影響を与えることがあります。プロ野球の各リーグの順位は、原則として勝率を用いて決めていますが、引分けが生じた場合はその試合の分は勝率計算の対象とはなりません。したがって、消化試合数と勝数が同じチームが複数存在する場合は、引分けの数が多いチームの方が順位が上になります。

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