プロ野球にはセントラルリーグとパシフィックリーグがあり、多くの球団が地域密着経営を行っています。プロ野球球団の多くがスポンサー名をチーム名にしていることから、ビジネス色が強いと思われがちですが、広島カープは企業名が入っておらず、セントラルリーグの中で最も地域密着度が高いチームと言われています。
広島カープは、広島市などに寄付を行っていることで知られており、このような地道な活動がファン層を増やし、最近では「カープ女子」と呼ばれる若い女性が数多く広島カープの応援に駆け付けるようになりました。また、横浜DeNAベイスターズも地域密着球団と言われています。
ベイスターズは子ども向けに野球帽子を配布したり、選手と触れ合う場をたくさん提供するなど企業努力によって球団経営を黒字化させました。地元のファンを大切にして球場に足を運んでもらうための取り組みが、実を結んだ好例であると考えられており、他球団も注目しています。